動物園で密猟

密猟といえば、アフリカ大陸に住む野生の象が思い出されますが、なんとフランスで動物園がターゲットにされるという事件が起こってしまいました。

Thoiryと呼ばれる町の動物園に数人の密猟者たちが侵入しサイの角を手に入れるために、そのサイの頭に3発銃弾を打ち込んで殺してしまいました。

犯人グループはまだ捕まっていないようですが、警察は犯罪組織が存在する方向で捜査を進めているようです。

サイの角は闇市で金(ゴールド)やコカインなどよりも高い値で取引され、中国やベトナムが主な輸出先です。

こういった犯罪を防ぐために、フランスの動物園ではサイの角を密猟者に殺される前に取り除いてしまおうという対策が話し合われています。麻酔をかけての除去作業なので動物に負担はかからないということですが、角というのはケラチンでできており、爪や毛のように取り除いてもまた生えてくるそうです。つまり2年おきに麻酔を使い角を切らないといけません。

麻酔を使い続けることへの危険性や、角を失ったサイの心理的行動への影響などから、この対策に反対する動物園関係者もいるようです。

人間は何をしたいのでしょうね・・・動物にとってみれば、動物園に入れられるは、角のために命を狙われるはで、たまったものではないですね。

以上Figaroより