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テロに注意

前回の日記で書いたテロ予告とよく似たニュースをみつけました(RT より)。

ベルギーのメディアによると、Daeshが新たなメッセージの中で、フランス、ロシア、ベルギー、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、イタリアに対するテロを予告しているそうです。

またイスラム教徒達には、市場、繁華街、公共広場、駐車場など人の集まる場所には行かないようにとも伝えています。

このメッセージについては信憑性が前のメッセージよりは高そうですが、前回の件も結局本物だったのかどうか報道もされることもなくテロが起こってしまいました。

人の多いところに行くのは避けようと思います。皆さんも気をつけてください。

フェイクニュースはどっちだ!?

今年に入ってからテレビのニュースは見ないことに決めた我が家。世論の誘導を図ろうという意図がみえみで。さらに大統領選であった偏向報道により、信頼感ゼロ。不都合なニュースは伝えないというのが見て感じられます。

例えば、各地で起こっているテロ関係じゃないの?というようなニュースは、犠牲者がない限り報道されません。

例えば、5月末にDaeshのサインが入った最後通牒メッセージがフランス政府関係に届いていたこと(ネット上は5月30日付)。そこには八つの要求項目と、それらの実行までに7日の猶予を与えると記されていました。もし期日までに実行されなければ “un bain de sang dans le pays”、血の海になると。

この時点ではメッセージの真偽が問われていたため、テレビではニュースにならなかったのかなとも思うのですが、知っていれば人の多いところは避けようと少しは思うかもしれません。そしてロンドンでテロ(お隣の国ですが)。

また今回このロンドンテロにて、CNN(アメリカのニュース局)が反テロを訴えるイスラム人のマニフェストを誘導して報道したと非難されています(ビデオは RTのサイト)。

フランスでもよくありますが、少数を大勢に見せるテクニックがテレビにはありますよね。印象が全く異なります(それを見た視聴者がどう感じるのか)。

あ、ちなみにこのRTとはRussia Todayといって、ロシアの国営メディア。公平性に定評がありアメリカでも視聴率が高いのだとか。仏大統領がフェイクニュースを流す悪いメディアだ!と言っているので、きっと本当のことを言っているのだと思います!!!テレビでは見られないニュースが盛りだくさんです。

 

追伸:

この日記を書いた午後、パリのノートルダムでテロ発生。
今日は6月6日・・・。

人気のない大統領・・・

昨日大統領選挙があり新しい大統領にマカロンではなくマクロン氏が当選(フランスではMicronとも)。メディアではもちろん熱狂的な支持者が多数いるように見せているのですが・・・特に以前日記に書いたBFMというニュースチャンネルはBFMacronと呼ばれているほどです。

こちらBFMのジャーナリスの Ruth Elkrief 。手を組んでいる相手は・・・RTにて続きをどうぞ!

やはり全メディアがバックについていると、もう初めから勝負はついているようなものですよね。毎日毎日あからさまな報道ばかりで、うんざりしてきます。全く関係のない日本人でも見ていてそう感じるので、フランス人の反感がかなり増大したことは確かでしょう。テレビを見ない人が増えるのもわかります・・・。日本ではマスゴミと言うそうですが、フランス語ではMediaを”Merdia”と書いてあり笑ってしまいました(どこの国でも同じだなあと)。

今回はとにかく両候補者が嫌だという人が大多数ですからね(こちらが本当の国民の声です)。そういった中で究極の選択をしなければならなかったわけですから、彼の票の中にはアンチ-ルペン票がほとんど。

この新しく(消去法で)選ばれた大統領、若さが注目されているようですが不人気の高さでも一番です(最初から人気がないのも大変ですよね)。若いけれど、やっていることは一番古いと揶揄されてますし・・・。ちなみにルペン氏は若い層からの支持が高いそうですよ。極右というレッテルに拒否反応が少ない層かもしれません。

選挙後の夜は盛り上がるはずなのに、うちの近所なんて普段以上に静か〜な夜でした。歓声も、クラクションを鳴らす音もゼロ。フランス人がどういう思いなのか感じ取られたような気がしました。支持者インタビューも、名前がモハメドさん・・・。フランスが向かう先が見えてきます。

これからのフランス政治、いろんな動きが出てくると思われるので、いい意味で気になります。

動物園で密猟

密猟といえば、アフリカ大陸に住む野生の象が思い出されますが、なんとフランスで動物園がターゲットにされるという事件が起こってしまいました。

Thoiryと呼ばれる町の動物園に数人の密猟者たちが侵入しサイの角を手に入れるために、そのサイの頭に3発銃弾を打ち込んで殺してしまいました。

犯人グループはまだ捕まっていないようですが、警察は犯罪組織が存在する方向で捜査を進めているようです。

サイの角は闇市で金(ゴールド)やコカインなどよりも高い値で取引され、中国やベトナムが主な輸出先です。

こういった犯罪を防ぐために、フランスの動物園ではサイの角を密猟者に殺される前に取り除いてしまおうという対策が話し合われています。麻酔をかけての除去作業なので動物に負担はかからないということですが、角というのはケラチンでできており、爪や毛のように取り除いてもまた生えてくるそうです。つまり2年おきに麻酔を使い角を切らないといけません。

麻酔を使い続けることへの危険性や、角を失ったサイの心理的行動への影響などから、この対策に反対する動物園関係者もいるようです。

人間は何をしたいのでしょうね・・・動物にとってみれば、動物園に入れられるは、角のために命を狙われるはで、たまったものではないですね。

以上Figaroより

テレビ偏向報道

フランスにおけるテレビの偏向報道が気になると日記に書いたところですが、ちょうどその話題に触れた記事を見かけたのでご紹介します。

タイトルは:BFMTV, la chaîne Macron-compatible?(マクロン氏と相性の良いチャンネルBFMTV?)

BFMTVというのはフランスにいくつかあるニュース専門チャンネルの一つで、このチャネルがマクロン氏に多大な放送時間をかけているという事実が発覚しました。

Marianneという週刊紙が調査した結果によると、BFMTVで流された各党の候補者による演説大会の時間量は;

Emmanuel Macron (マクロン氏)426分
François Fillon (フィヨン氏)182分
Jean-Luc Mélenchon (メランション氏)135分
Marine Le pen (ル・パン氏)63分
Benoît Hamon (アモン氏)60分

他の局では少しの差はあるものの、BFMTVのような驚くような数値にはならないとのこと。

BFMTVはこれら分析結果を確認した上で、信頼できるものではないと反論。マクロン氏のように早くからキャンペーンを始めた候補者と他の候補者をうまく混ぜ合わせて報道しているということです。

またマクロン氏のキャンペーンチームには特別顧問がついており、彼はイスラエル系フランス人億万長者が所有するAltice Média Internationalの元開発責任者であるということも記事には付け加えられていました。

やはりフランスはフランス人だけのものであってはいけないのでしょうか(マクロン氏の基本的考えです)。奥が深そうですね。

あと、ニュース専門チャネルでないチャンネルのニュース番組も偏りがひどいなと思うのですが・・・。

以上の情報はfransais.rt.comより