人気のない大統領・・・

昨日大統領選挙があり新しい大統領にマカロンではなくマクロン氏が当選(フランスではMicronとも)。メディアではもちろん熱狂的な支持者が多数いるように見せているのですが・・・特に以前日記に書いたBFMというニュースチャンネルはBFMacronと呼ばれているほどです。

こちらBFMのジャーナリスの Ruth Elkrief 。手を組んでいる相手は・・・RTにて続きをどうぞ!

やはり全メディアがバックについていると、もう初めから勝負はついているようなものですよね。毎日毎日あからさまな報道ばかりで、うんざりしてきます。全く関係のない日本人でも見ていてそう感じるので、フランス人の反感がかなり増大したことは確かでしょう。テレビを見ない人が増えるのもわかります・・・。日本ではマスゴミと言うそうですが、フランス語ではMediaを”Merdia”と書いてあり笑ってしまいました(どこの国でも同じだなあと)。

今回はとにかく両候補者が嫌だという人が大多数ですからね(こちらが本当の国民の声です)。そういった中で究極の選択をしなければならなかったわけですから、彼の票の中にはアンチ-ルペン票がほとんど。

この新しく(消去法で)選ばれた大統領、若さが注目されているようですが不人気の高さでも一番です(最初から人気がないのも大変ですよね)。若いけれど、やっていることは一番古いと揶揄されてますし・・・。ちなみにルペン氏は若い層からの支持が高いそうですよ。極右というレッテルに拒否反応が少ない層かもしれません。

選挙後の夜は盛り上がるはずなのに、うちの近所なんて普段以上に静か〜な夜でした。歓声も、クラクションを鳴らす音もゼロ。フランス人がどういう思いなのか感じ取られたような気がしました。支持者インタビューも、名前がモハメドさん・・・。フランスが向かう先が見えてきます。

これからのフランス政治、いろんな動きが出てくると思われるので、いい意味で気になります。