Viaduc de Millau (ミヨー高架橋)
フランス南部,南仏への入り口に当たる辺りにある都市Millau(ミヨー)にある高架橋です(A75/オートルート75号線)。なんと塔の高さはエッフェル塔よりも東京タワーよりも高い、343メートルに達します! 世界一高い橋として2004年に開通しました。
橋を渡る直前にサービスエリアがあり、パーキング横にある小高い山というか丘を少し登っていくと橋とミヨーの町が見下ろせる展望台があります。橋はタルン川渓谷に架かっており、それはそれは見晴らし最高です。ここは誰が撮ってもポストカードのような写真が撮れると思います。
ではもう一枚の写真もどうぞ。この高さ伝わるでしょうか。この橋の上を渡る時のドキドキ感,ワクワク感・・・素晴らしい眺めです。
では、橋を眺めた後はミヨーの町へ降りていきましょう。
街中自体にはそれほど見るべきものはないのですが、ここは中央山塊と呼ばれる地域で辺りは山や谷など自然がいっぱい。Grands Causses(グラン・コース)地方自然公園の中にあり、アウトドアアクティビィティが盛んのようです。
歴史としては、3000年前にまでさかのぼりますが、タルヌ川一帯にコンダトマグス(Condatomagus)というガリア語の地名があり、陶器製造で栄えローマ帝国に製品が輸出されていたそうです。その後、民族大移動が起こりタルヌ川流域に侵攻して来た民族がアミリアヴム(Amiliavum)と名付け、フランス語のミヨーと変化していったそうです(wikipediaより)。
市街地を抜け、自然公園の奥へと進んでいきます。山の中を車でぐるぐると、走ること20分。目的地であるホテルに到着!
Grand Hotel de la Muse et du Rozier
タルヌ川沿いに立つ4つ星ホテルです。川のほとりまで降りて行くことができ、川で泳いでいる人もいました。またオープンテラスで川を眺めながらぼんやりするのも素敵です。
川辺にはリクライニング式のイスが用意されていていつでもどこでもお昼寝可能!
もちろんどの部屋からも山や川の景色が見れるようになっています。私達の選んだ部屋は広めのスタンダードの部屋。出窓になっている部屋もありましたが、一泊しかしないし・・・(次回訪れた時には連泊したい)。またバルコニー付きは部屋が少し狭いようです(値段は安くなりますが)。景色も窓部屋の方が奇麗に見えました。夜は、川の音を聞きながら眠ることができます!
そして食事は、運の良いことに私達が訪れた日は特別メニュー! 地元の食材を使ったコースでした!!! 偶然にもいい日に当たりラッキーだとホテルの人にも言われました。
ミヨーのすぐ近くにある町Roquefort(ロックフォール)といえばロックフォールチーズ、そしてこの地方のもう一つの名物Aligot(アリゴチーズ)。
ロックフォールチーズと梨のパイ
子羊とAligotチーズ
そしてデザート:地元の羊のミルクでできたチーズで作ったチーズケーキとアイスクリーム。おいしい!!!
満腹状態ですぐには眠れそうにもないので、川辺のテラスで少し休憩してから部屋に戻りました。ここは一泊するだけではもったいない場所です。是非次回は長く滞在して近くの山をハイキングして回りたいと思います。自然公園のほんの一部ですからね。まだまだ見所がありそうです。