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クエスチョンマーク???

普段何気なく使っているこのマーク ”” 、そう、クエスチョンマーク。この由来についてみなさん考えたことがあるでしょうか。(※日本語にはクエスチョンマークはつきませんね。)

先日、いつものようにフリーペーパーを電車の中で読んでいたところ(ただで読めるのでフランス語の勉強にもってこいです)、このクエスチョンマークについての記事を発見。小さな記事に大感激してしまいました。

その起源は中世にまで遡るようです。

ずばり、?マークというのはquestionを表すラテン語<<quaestio>>の僧侶写本者による省略の形なのだそうです。中世では紙は貴重で高価なものだったため、9世紀頃、僧侶たちが文字を省略することによって紙の節約をしようとしたのです。<<quaestio>>の両端にある<<Q>> と<<O>>を使ってこの言葉を簡略化したのですね。そしてさらに紙面のスペースを節約するため、<<Q>>を<<O>>の上にのせるという方法が多くの修道院で発達していきます。何世紀も何世紀もかけてこの書体が崩れていき、<<Q>>は少し広げられ、また<<O>>は点に取って代わっていきます。どんどん書きやすくなっていきますね。現在我々が使っている?マークはこうして生まれ、全世界へと広まっていったというわけです。

因みにクエスチョンマークを日本人は”はてな”マークとも言いますね。”はてな”の「はて」は疑問/懐疑を表す感嘆詞で、そこに間投助詞「な」がついた感嘆詞だそうです。

フランス語ではクエスチョンマークは un point d’interrogationと言います。疑問符という意味の他に、そのままの意味、疑問点という意味でも使うことができるので、例えば、

C’est un point d’interrogation.

と言うと、「それが疑問点だ」とか「そこが分からない点だ」というふうに使えます。

クエスチョンマークにも”歴史あり”ですね。