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シルエット

辞書にある重要ランクの仏単語を抜き出し続けてもうそろそろ半年以上経ちそうです。Aから始めてやっとSにたどり着きました。だんだんフランス語の単語が頭の中にインプットされてきたような・・・。普段は英語の生活のため、無理にフランス語を入れてやらないと吸収が遅いんです・・・。

それにしてもページ数1,500番台までくると、おもしろい単語がたくさんあったなあと過去を振り返ることがあります。最近の発見をご紹介しましょう。

Sのカテゴリーから、単語silhouetteシルエット。 日本語でもおなじみの単語ですね。日本語だと影絵と訳され、あるいは光を使って浮かび上がった風景や人物の輪郭などを指します。

さてそのページに括弧で小さな説明が加えてありました。

18世紀の政治家Etienne de Silhouette。シルエットって人の名前だったの!とビックリ。で、どんな人?と興味をそそられ、調べることに。

まず、Etienne de Silhouette エティエンヌ ドゥ シルエット(1709~1767)はルイ15世統治下の財務総監だったそうです。

父のArnaud de SilhouetteがBiarritz(バスク地方)から移動してきたリモージュで彼は生まれ、財政経済を学び、また英国経済を学ぶため一年ロンドンに滞在したこともありました。

Alexander Pope (イギリスの詩人)などの作品をフランス 語に訳すなど活躍。ポンパドゥール夫人(ルイ15世の公妾)から財務総監の地位を与えられる。彼の任務は国の財政赤字を食い止めると同時に、対英国七年戦争のため財政を強めること。王室による浪費も削減させ、自由貿易を推奨するため、いくつかの税を取り除き、統一したフランス市場において働くあたらしい税金制度を導入。

と、このよう生涯財務に関わった人物のようで、彼自身も切り絵などのシンプルなお金のかからない肖像を好んだそうです。そして、それが「シルエット」と呼ばれるようになったと。

またこのSilhouetteという名前はバスク語の苗字Zilhuetaをフランス語読みに変えたものだそうです。

そういえば私たちの身の回りにもシルエットがたくさん。

以上参考ウィキペディア

この言葉がバスク語から来ていることも興味深いですね。だからちょっと変わったスペルなんだと納得。さあ、あとTUVWXYZのカテゴリーが残るのみ。どんな発見があることか・・・。