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ビュットショーモント公園

パリの日曜の公園

私たちはパリの東にあるビュットショーモント公園の近くに以前住んでいました。立ち並ぶビルやアパートを抜けると、パッと見晴らしがよくなります。そしてそこがビュットショーモントと呼ばれる公園です。

週末にもなるとたくさんの人々が集まり、本を読んだり、散歩したり、ジョギングしたりそれぞれいろんな 過ごし方をしています。すごいなと思ったのは夏の風景。あたり一面水着姿。もちろんプールがあるわけではありません。日光浴をしているのです。そしてワイ ンを片手に・・・。真っ赤な顔。そしてさらにフランスらしいなと感じたことは、その風景を絵画を学ぶ学生らしきグループが観察していたことです。なんでも 絵になるみたいですね。芸術の国。

ビュットショーモント公園  Buttes-Chaumont

では、公園をご紹介していきましょう。まず春の公園4月です。


色とりどりの草木が公園を彩ります。右の写真は一面に黄色いチューリップが咲いています。


歩いているといろんな匂いがしてきます。左写真はスイセンが一面に。

flower

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そしてこちらは5月頃訪れたときの写真です。

ビュットショーモント公園にについてもう少し。実はこの公園はパリの北東に位置する歴史のある場所なのです (19区:メトロButtes-Chaumont)。 名前にある”buttes”とは「丘」を意味し 、”chaumont”は”mont chauve”が変化したもので、「禿げた山」。つまり、このあたりには昔何もなかったということを表しています。そのもっと以前は炭鉱があった場所だそうですが、時代が変わるにつれて、それらはただの石ころと化し、人々はこの廃れてしまった地域にごみを捨てたりするようになってしまいました。そこで 1864年から1864年にかけてナポレオン3世と、当時のパリの町の設計に大きな功績を残している建築家オースマンとでこの地域を改善しようという計画が起こりました。現在のように美しくよみがえった公園は、半分自然、半分人工のユニークな芸術作品でもあります。

まず目を引くのが公園の中心にある展望の丘。ここからはサクレクール寺院が眺めることができます。よく写真 を撮っている人たちを見かけます。豊かな緑を抜けて丘のふもとへ降りていくと人工の滝が豪快に流れ、その水は公園中に小川となったり池となったりして広 がって行きます。

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右の写真、遠くにサクレクール寺院が見えるでしょうか。なかなかの眺めですよ。


そしてその周りを囲む池。なんとなく落ち着きます。


ジョギングする人、ローラーブレードを楽しむ人、ベンチに座ってくつろいでいる人。そして、絵を描く人も!


そしてこちら、公園を一周してくれる馬車も出ています。

lake

duck
のんびり散歩するのも楽しいですよ。


豪快な人工の滝。夏はとても涼しい風を送ってくれます。

秋の公園風景10月頃。

park park
秋になると葉の色も変わり、また人も少なくなりますが、それはそれで満喫できます。

tree

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冬へ向けて準備する植物も中にはあります。

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公園内で見つけた森の守り神。ギリシャ神話に出てくる神で、この像もギリシャから友好のために送られたそうです。

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公園の全体図。

四季によって、表情を変える公園。こんな美しい公園にもさまざまな歴史があったんだなあと考えながら寝転がってみるのもいいんじゃないでしょうか。