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フランスのエイプリルフール

swimmingfish

フランス語でエイプリールフールは、ポワッソンダヴリール(Poisson d’avril)といいます。ポワッソン(poisson )とは「魚」という意味で、アヴリル(avril)とは「4月」という意味です。ですから「4月の魚」と訳されます。この日(4月1日)には子供たちは紙に魚の絵をかき、その絵を切り取ったものを人の背中にこっそりと貼り付けます。そしてその人がその絵にきずくとみんなで笑ってからかいます。

この起源は明らかにはされていませんが、いくつかの仮説があります。

まず一つ目は新年に関する話から。1564年以前フランスでは5月24日あるいは4月1日日に新年を祝っていました。人々はこの日には贈り物をしたりしてすごしてきました。しかしながら当時のフランス王シャルル9世は新年を1月1日することを法律で決めると、人々は今までなれ親しんでき た習慣が変わってしまってどうしていいかわからなくなってしまいました。そこでその古い習慣を残すため4月1日にも何かギフトを渡し続けようという考えが 生まれてきたのではないかという案です。

二つ目は、魚そのものに関することから。この4月の時期というのは魚の産卵期になり魚を取ることが禁止されていたそうです。それをジョー クにして人々は取れないはずの魚を絵に描いてこの習慣が始まったのではないかという仮定。

三つ目は、この時期に見られる月の位置がうお座になることからきているという説。

そして最後に、キリスト教ではこの時期が断食の期間に当たって、人々は魚くらいしか食べられなかったことから、魚を送りあうことがいい ことだと考えられていたそうです。

このような習慣はヨーロッパの国々において呼び名は異なっていても存在しています。いずれにせよこの日にはジョークを言って人をから かってもOKという習慣は世界中に伝わっていそうです。

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