先日、テレビでジャングルの自然を紹介する番組を見ていました。二人の探検家がかなり高い木を上り、鳥の巣を見つけます。白くてフサフサの毛のはえたひなが一羽。でも、あまりかわいくありません。普通小さければかわいいんじゃないの・・・なんて主人と話をしていたら、そこに親鳥が戻って来ました。ものすごい大きい! そしてものすごい意地悪な顔!
それを見た主人、C’est une harpie!(セチュヌアーピー) と、大爆笑。何がそんなにウケたのか…。
この鳥の名前はharpieと言い、もう一つの意味として意地悪で横柄な女性を意味します。パリ16区あたりによく出没しそうな顔つきだ・・・と。それを想像して納得。結構見かけます。うーん、それにしても本当に意地悪そうな顔です。
そしてこのharpieはギリシア神話にも登場します。ハルピュイアとも呼ばれ、顔から胸までは人間の女性で下半身が鳥の姿。翼もあります。あまり好ましいキャラクターではありません(やはり)。
さらに調べて見たところ、この鳥はオウギワシと日本では呼ばれるそうです。大型の猛禽類で、その中でも最大の部類に入り、見ていた番組では、ヒナに“サル”をエサとして与えていました。
皆さん笑顔を忘れずに。