お父さんの口癖

photo主人のお父さんの口癖、それはずばり、”y a pas photo.” ( ヤパフォト)

どういう時に使うかというと、

「こっちのレストランの方が、この間行ったところよりいいですね。」とか「この絵のほうが、あっちのよりいいですね。」といったような感じのときに、一言 ”y a pas photo.” と言います。

y a pas photo とは「もちろん」「言うまでもない」という意味で、主人の解説による と、「多分、写真を撮って証拠を残すまでもなく、明白で明らかなこなんじゃないの。」と。

—そして、その後、当の本人お父さんに確認してみました。それを聞いてなるほどーと納得。それは、競馬からきているのです。競馬で、どちらが一着だったか判断できない時に、写真判定しますよね。y a pas photoとは、そんな写真判定を しなくても、明らかに決着が分かるようなレースというところからきているんだそうです。明らかに、これが一着だと。

horse race

y a pas の部分は il n’y a pas の省略で「~がない、ありません」の意味。

フランス語を聞いていると、どうして写真なの、どうして電話なのと不思議がいっぱい。でもそこに隠れた意味を知ってまた「なるほどー」 と思うのが楽しいのですが。