チョウチョと蛾は別物?
英語ではチョウチョはbutterfly、蛾はmothというので区別していますね。
さて、フランス語では?
フランス語ではチョウチョと蛾の区別がない・・・。区別するとしたら、チョウチョはpapillon de jour(昼間のチョウ)、蛾はpapillon de nuit(夜のチョウ)と言うそうです。確かに同じ仲間だけど、蛾とチョウチョでは見た目がちょっと違うのでpapillon de nuitと言われても言葉とイメージがマッチしにくいですね。
Minute, papillon! ちょっと待って!
ひらひらと飛び回るチョウチョ、追いかけてもすぐ飛び去ってしまう。そんなイメージから来ているのでしょう。これは覚えやすい。
さてここでもう一つフランス語豆知識!
よく展示会などで設置される仮説の建物をパビリオンと言いますよね。フランス語ではpavillon(パヴィヨン)と言うのですが、この言葉はpapillon(チョチョウ)から来ているのです!
その昔、野営用にテントが使用されるようになり、その姿が野原に羽を広げてとまるチョウに似ていることからpavillon=テントとなりました。そしてそのテントという意味から発展して、現在では郊外に立つ一戸建ての家をpavillonと呼んだり、また上に書いたように展示会などのパビリオンとなりました。
どうでしょう、チョウチョがとまっているようでしょうか?