英語それとも仏語?・・・

英語とフランス語・・・似て似つかぬこの二つの言語。時にかなり悩まされることがあります。

それは同じ形をした単語なのに意味が全く違うこと! ものすごくややこしく、使いにくい・・・。

例えば:

英語のprejudiceは『偏見

フランス語のpréjudiceは『損害/不利益

英語のdeceptionは動詞deceive『騙す』の名詞なので、『欺くこと/欺瞞

フランス語のdéceptionは動詞décevoir『落胆させる』の名詞なので、『失望/落胆

全然違うッ!

またある日、主人が犬に向かって、

A la niche,  à la niche !   ア ラ ニッシュ ア ラ ニッシュと。

niche nicheって、英語だと『適所、適所』なんだけど・・・と私。

英語のnicheはニッチと発音し意味は『適したところ/適所

フランス語のnicheニッシュは『犬小屋

そうです、主人は犬に向かってハウス、ハウスと言っていたのです。

Dog_house_2

なんとなくは想像つくのですが。使い慣れるまでは訓練ですね。

nicheは動詞のnicher『巣を作る』からきており、名詞にnid『巣』があります。また壁に作りつけたくぼみ台のことをニッチというそうです。イメージとしてはぴったり適した場所という感じがしてきます。鳥の巣もうまい具合に適所に作ってありますよね。

vogel-0068