移民問題

移民問題がEUで大問題になっていますが、国内の問題も山積み状態なのにどうやって受け入れられるのか不思議で仕方がないですね。

パリではQuai d’Austerlitzに集まっていた500人あまりの移民が新しく準備された収容センターにバスで移動させられたそうです。パリ市長はさらに多くの移民を歓迎すると表明。

それだけのお金がすぐに出るのであれば、貧しいフランス人をもっと助けてあげるといいのに・・・と思ってしまう。年々地下鉄内のホームレスの数は増えているし・・・。EU中心に回っている経済の中では、どれだけのフランス人が職を失っていることか。特に農家は深刻な問題となっているようです。どんなに家畜を育て作物を作っても赤字だそうで、自殺者も出ています(みなさんmade in Franceをなるべく買いましょう!)。

そして身元のよくわからない人たちが近くにやってくることに不安を感じます。ただでさえテロが心配されているのに、こんなに大量の人間がこんなに簡単に移動できてしまうとは。

結婚もして身元もはっきりしてフランスにたくさん税金を払っていてもなかなか私にはビザを出してくれなかったのに・・・。警察官がアパートまで家の中を調べに来て大丈夫だと言ってくれたのに、ビザは拒否されました・・・(理由不明)。のち弁護士に相談し、訴えたところ許可がおりましたが・・・(それでもなお理由不明、とっても怪しいです)。

今日見つけたニュースで、よく似た話を見つけました。

ダマスにあるギリシャ正教会のコーラスグループ20人のメンバーが、この11月にストラスブールで行われる音楽祭に招待されたのですが、フランス大使館からビザ発行を拒否されてしまったそうです。往復チケット、ホテルの予約フォーム、ストラスブール市長の招待状を持っていたにもかかわらず。

大きなニュースにはなっていませんが、きっとこれが違う宗教だと大ニュースになるんでしょうね。

“Je suis outré, on refuse des visas aux personnes qui viennent chanter pour leur foi dans nos églises, tandis que les politiques font de beaux discours sur l’accueil de 24 000 immigrés!”

”教会のために歌いにやってくる人たちのビザは拒否し、24,000人の移民歓迎にはいい言葉ばかり使っている。こんな政策には憤りを感じる”

Novopress より

フランス国内、EUともに今後さらに混乱していくでしょうね。

移民の流れる元を作った国は責任を取りましょう。