パリの南西郊外に位置する大きな公園、Parc de Saint-Cloud(サン・クルー公園)。都会から少し離れて、自然の中で息抜きするのもいいですね。ピクニックやジョギング、サイクリング、私たちはウォーキングに。
行き方:
パリ市内からだとメトロ9番線のターミナルPont de Sevres、そこからセーヌ川を渡ったすぐ。入り口にはMusee National de Ceramique(陶芸博物館)があります。またトラム2のMusee de Sevres駅も目の前にあります。
Pont de Sevresの駅からバス停を通り越し、橋を渡ります。橋からのセーヌの眺めも結構きれいですよ(左の写真クリック拡大)。川釣りを楽しんだり、ヨットで遊んだりしている人を発見。
こちらが、公園入り口に隣接するMusee National de Ceramique(陶芸博物館)です。観光セーヴル陶器博物館のページを参考に。
お天気がいいと人が集まってピクニックやスポーツを楽しんでいます。かなり広い公園なので、パリ市内の公園みたいに人が密集するようなことがないのでは。
夏には木陰で休むのが気持ちがいい。二匹の犬がじっと池を眺めています。。。
公園は460ヘクターを占め、1923年から自然特別保護地域として存在しています。ヨーロッパでも一番美しい公園の一つとしてみなさ れ、2005年にはRemarkable Gardens of Franceの地位を受賞しています。1999年に 起きた嵐により公園の森林はひどく被害を受けましたが、その後回復作業がなされてきました。
公園はLe Notre(ル・ノートル)によるフランス式庭園、イギリス式庭園、Marie Antoinetteマリー・アントワネット公園を含んでいます。
Parc de Saint-Cloudの歴史
サン・クルー城の模型
公園はChâteau de Saint-Cloud(サン・クルー城)の跡地に作られました。サン・クルー城は16世紀の王室、皇室の住居として利用されていました。1785年に は、マリー・アントワネットのためにルイ16世がこの城を購入。サンクルの空気が彼女の子どもたちに良いからだと思っていたそうです。さらに、ナポレオン3世がプロシアに戦争を宣告した後、この地域はプロシア軍に占領され、そこからパリ攻撃が始まります。1870年の10月13日、フランス軍の反撃により 城は焼かれてしまい、1892年には完全に破壊されることになります。そしていくつかの離れ屋敷だけが元のまま残るだけになってしまいました。
ではさらに奥へ進んでいきましょう。結構いい運動になりますよ。
どちらを向いても広大なスペースが続き、開放感が感じられます。空がとても広い!!!
さあ、一度試してみたかったレストランにようやく行って来ました。公園の中にあるレストランです。Restaurant la Pergola(位置はLe Fer a chevalと呼ばれるエリア)私はニソワーズサラダ(16ユーロ)、主人はシェーヴルサラダ(15ユーロ)。外で、それも公園の中で食べるのはやっぱり気持ちがいい。結構ボリュームのあるサラダで、ロケーション込みで16ユーロはお手ごろかと(どうでしょうか?)。他の人が頼んでいたピザもおいしそうだったので次はピザにすると主人・・・。私たちは早く行ったので簡単に席が見つかりましたが、お昼を過ぎると(特にヴァカンス期)かなり込んでいるのでご注意を。
さらにここから上に森を進んでいくともう一軒レストランがあります。Restaurant Xylo
お腹がいっぱいになったらウォーキングへ出発。ちょうどレストランの目の前がこの展望台の入り口になっています。パリのパノラマが楽しめることでも有名。右の写真では遠くにエッフェル塔が見えます。
4月に訪れると、チューリップが満開でした。手入れがいつも行き届いていて訪れる人を楽しませてくれます。
7月はひまわりが(左写真)。そしてそのひまわりの間に、なんだかかわいらしいボールのような。。。
花壇の花だけではありません。地面に横たわるとそこにもいろんな草花が。広いスペースに森が広がっていて、本当に気持ちが良かったですよ。近くでお惣菜を買ってピクニックをし、本を読んで、雲を眺めながらボーっとし、ちょっとお昼寝。少し体を休めたらウォーキングに立ち上がり、植物観察をしに出発。広大な敷地なので、まだほんの一部しか歩いていないのですが、また、遊びに行こうと思います。
普段ビルばかりの景色から、ちょっと自然にもどってみるとほっとしますね。それも砂埃の立つ街中の公園ではなく、人もまばらな森を歩くのは最高!
Parc de Saint-Cloud 公園の地図などが載っています。
参考:ウィキペディアENGLISHより