ル キャストゥレ(プロヴァンス)

Le Castellet(ル キャストゥレ)というのは、マルセイユの東の方向に位置する小さな町の名前です。

丘の上に集落ができており中に入ると迷路のように入り組んでいてエスカルゴの中のような形をしています。たくさんのかわいらしい建物が並んでいて、ついついここもここもと写真を撮ってしまうような町です。一軒一軒きれいに花で飾られていたり、ドアがかわいかっ たり、窓がかわいかったりと、何もかもかわいらしい。静かでひっそりとした路地を歩いていくと中世の時代に戻ってしまったような感じにとらわれてしまうほど印象的。

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ル  キャストゥレの歴史

Le castellet(ル キャストゥレ)は、ラテン語のCastellumキャストゥルムからきています。8世紀まではローマに、そしてその後はサラセン にと占領されてきました。さらに973年には、ギオーム一世がここプロヴァンス一帯を統治しはじめ、封建社会へと進んでいきます。ポンス・メニエというマ ルセイユの貴族がキャストゥレの新しい支配者となり、その後マルセイユの宗教組織がこの地に教会やキャストゥレ城などを建設したということです。時代は進 み1212年から1314年までキャストゥレの王はテンプラーナイトに属し(十字軍のための宗教的軍隊組織)、1437年にはこの町は王ルネ・ダンジュに よりシャルル・ドゥ・キャスティーヨンに売られてしまいます。キャスティーヨン家は1790年までこの町に属していましたが、その後の革命によりフランスへと支配権が移っていきます。

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丘から見下ろした景色もすばらしい。プロヴァンスのパノラマです。

ル・キャストゥレ LE CASTELLET
Hotel de Ville 83330 Le Castellet
Tel:04-94-98-57-90、Fax:04-94-98-57-98

プロヴァンスのお土産

またこのエスカルゴ状の集落の中には、お土産やさんなども数件あり、特に目に付いたのは南仏風デザインのカ ラフルな室内装飾ランプ。すごくおしゃれできれい。さらに昔ながらのキャンドル専門店、テーブルクロスなどのプロヴァンス織物も売っていました。話を聞く と、デパートなどで買うよりこういった小さな専門店で買ったほうがプロヴァンス織物は質のいいものが揃っているそうです。種類もたくさんあるし。

provance  specialities

また面白かったのは、せみグッズがたくさん。日本と同様南仏でも夏にはせみがたくさんいるそうです。至ると ころでおもちゃのせみが「カルカルカル……」とないていて、しばらく耳に残ります。フランスでは「ミーンミーン」とはなかず「カルカルカル」だそうです。発音がとても表しにくいのですが、ルはフランス語のRの発音で。

cicada


どこもかしこもカラフルなせみ、せみ、せみ。オリーブ柄のせみも発見。

またもう一つのお薦めは、南仏名産のオリーブの木でできたまな板やいろんなお料理道具。うちでも一つ使っていますが結構使いやすい。同じくオリーブからできたSAVON de MARSEILLE(サヴォン ドゥ マルセイユ)も、すごく大きな石鹸で長持ちし、お土産にいいかもしれません。いろんなお店をまわって面白い小物を探 してみるのも楽しいかもしれません。特に女性には楽しい場所だと思います。


キューブ型になっているのが正真正銘のSAVON de MARSEILLEらしい(左奥)。手前はテントウムシつきでかわいかったので買ってもらいました。

マルセイユから車でオリーブやブドウ畑の中をドライブして一日を過ごすのも 楽しいですよ。

Le Castellet オフィシャルサイト