日本ではおやつの時間と言えば3時。でもフランスでは4時です。そしてフランス語で「おやつ」もずばりquatre-heures(カ トゥルール・4時)と言います。
なぜ4時なのかと主人に問うと、なぜ3時なのかというのと同じことじゃないかと。確かに。昼食と夕飯の間にとる間食ですよね。でもこの1時間の差がどこか国の特徴をあらわしていておもしろいなあと感じてしまいました。
日本ではお昼ご飯というと正午12時と考えませんか。午後1時くらいになると昼過ぎでお昼ご飯が遅くなったなあと感じる人もいるかもし れません。東京で働いていてた時も、お昼12時になると近くのレストランが人で埋まりだし、食べる場所を探すのが大変だったことがよくありました。そして 1時にはさあまた仕事し始めようかなあという気分になるものでした。規則正しく生活していると日本ではこんな感覚ではないでしょうか。
一方フランスはというと、12時にレストランに行っても結構ガラガラです。12時にレストランに入って、そろそろ出ようかなあと思う1 時ごろから人がやってきます。そして2時あたりがピークといったところでしょうか。タイムカードのない社会でゆとりがあるというか、でも主人が言うには同僚が2時間3時間経っても昼食から帰ってこないことがあるとか。フランスでは労働時間ではなく会社滞在時間で支払われているようなものですね。大体朝のスタートから適当ですからね。朝9時出勤とあるのに10時にみんなやってくる。主人はその会社での初日9時に間に合うように行ったところ誰もいなくて鍵の閉 まった門の前で一人立って待っていたそうです。
と、このようにおやつの時間はフランスだと3時では早すぎるんですね。おやつで見る生活のリズムでした。