以前「海の歯」 というタイトルでぺージを作りましたが、今回は「ライオンの歯」です。さてフランス語で ライオンの歯 dent-de-lion(ダン ドゥ リオン)というと何のことでしょう。
*dent(ダン)「歯」 de(ドゥ)「~の」 lion(リオン)「ライオン」
ライオンの歯をイメージしてみましたか? ちょっと結びつきにくいかもしれませんが、dent-de-lion(ダン ドゥ リオン) とは「タンポポ」を表します。英語でもdandelion(ダンディライオン)といいます。中学校のときの英語のテキストに載っていたような記憶があります。由来が説明してあったような。
この名前は、タンポポの葉のふちがぎざぎざになっていることからつけられたそうですが、日本人にはそんな発想がないような気がします。 もっとかわいらしいイメージのような気が…。
さらに、フランス語には、このタンポポ dent-de-lionにもう一つ正式名があって、pissenlit(ピッサンリ)とも呼ばれています。
*pisse(ピッス)「小便」 en(アン)「~で」 lit(リ)「ベッド」
そうこの pissenlit というのはフランス語で「寝小便」という意味。セイヨウタンポポはサラダなどにして食べられ、利尿作用 があるとされるところからこの名前がつきました。おもしろいですよね。ちなみに、ベルギーにいる「小便小僧」はManneken-pis 英語では Little man piss と言います。
また日本語名の「タンポポ」は、花を鼓にたとえて「タン ポン ポン」と音をまねたのだという説が存在しています。