フランス革命記念日

7月14日はフランス革命記念日。フランスでは人々は早くもヴァカンス気分に、この祝日をお祝いします。

7月13日には前夜祭としてパリ郊外の各地で花火が上がり、パリ市内(16区)8階にある私たちのアパートからは、合計8箇所の方向で花火が見えます。西側のベランダからは、近くにあるスタジアム(ポルトサンクルー辺り)で花火が上がり、また東側のベランダからはサクレクルー方面、ヴァ ンセンヌ方面など計5箇所の花火が楽しめます。遮るものがないので、少し遠くても、きれいに見えます。

revolution

revolution

そして7月14日は、いよいよ本番。朝は、10時からシャンゼリゼ通りでパレードが行われます。正確に言うと、10時からは大 統領のスピーチや国歌の演奏などがコンコルド広場で行われ、その後10時半くらいから、空軍の飛行機がフランス国旗の三色の模様を空に描き、パレードがス タートします。

revolution

シャンゼリゼ通りの真上をものすごい速さで飛んでいきます。最初のシャっターは速さの感覚がつかめずタイミングよく押せませんでした。 残念ながら飛行機が写っていません。自分の目ではしっかり見えていたのですが・・・。頭上をものすごい音を立てて飛んでいきます。

revolution

revolution

ちょうどシャンゼリゼ通りは、ルイヴィトン近くで見ていました。

revolution

revolution

そしてパレードのスタートです。パレードにはいろんな部隊が参加しており、シャンゼリゼ通りにつながる各通りからコンコルド広場へ向 かって出発するため、凱旋門近くにいると、見れない部隊があるので注意。私たちのいたルイヴィトン辺りも見れない部分が結構ありました。

revolution

また、この日の場所取りも一苦労です。昔は10時のイベントに朝5時から場所取りをしたものだと話しているフランス人女性もいました。 現在はそこまではいかなくとも、10時にはもう通りは人の山です。みんな後ろの方にいる人たちは爪先立ち状態で見ています。ラッキーな人々というのは、シャ ンゼリゼ通りにオフィスなどがある人たち。ビルの屋上に集まって最高の場所を確保。また、この日メトロはシャンゼリゼ通り辺りは止まりません。シャンゼリゼ通りにつながるいくつかの通りも通行がブロックされるので気をつけてください。

revolution

revolution

revolution

revolution

毎年、戦車やタンカーなどの重い乗り物がパレードで走るので、道路へのダメージが結構あるそうです。すごい振動で走っていきます。

revolution

revolution

そして14日夜10時半。パリ市内で花火が上がります。2005年はエッフェルタワーそのものが花火の一部になっていてものすごい迫力でしたが、2006年のものはエッフェル塔から少し離れたところで行われました。ちょっと寂しかったかな。毎年花火の位置が微妙に違ったり演出も違います。エッフェル塔近辺、トロカデロ辺りは人だかりでかなり混雑するので注意。

またこの革命記念日の日、大統領から数人の囚人に恩赦が与えられることでも知られています。この慣習は政府内外から非難を受けており、 おそらく2006年度で最後になるだろうと言われています。

【フランス革命とは】
1789年7月14日パリ市民がバスチーユの牢獄を攻撃し中にいた囚人を解放。市民階級の国民議会が実験を握り、国王ルイ16世とマリー・アントワネット が処刑されます。ロベスピエールの恐怖政治が開始されますが、テルミドールの反動で倒れ、ナポレオンが登場。そのナポレオンもやがてロシア遠征に失敗してから失脚。ルイ18世が王政復古をして革命に終止符がうたれます。また特出すべき項目として、フランス革命ではメートル法が生み出され、またこの時期ロゼッタ石が発見されエジプト古代史が注目し始めます。