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それでもお肉を食べます

もういつの話だったかすら忘れてしまいましたが、でもそんな前ではなかったような・・・。『お肉を食べると癌になる』とかいうニュースが話題になりました。

アメリカミシガン大学の研究でチーズはタバコやアルコールと並ぶドラッグのようなものだと指摘され、またカリフォルニアの医師は砂糖は毒だと訴える。そしてさらにWHOが赤肉やソーゼージ類は全てタバコと並んで発がん性があると発表。

ただ研究のベースが怪しい。800以上もの研究がなされたはずなのに、そのうちの10研究にしか基づいていないこと。またこれらのデータのうち90%がアメリカからのデータであること。アメリカとフランスでは肉の質や消費傾向が全く比較にならないのは明らかなことです。例えばアメリカのステーキは平均500g、フランスでは100g、脂質で計算するとアメリカは24%、フランス4%です。

お肉であろうと、あるいはチーズ、砂糖、他の食品すべてを含め、質が違いますよね。味も。なぜ異なる食習慣をアメリカの水準で判断されなければならないのか。必ずこういった報道の裏には政治的経済的な思惑があるのでしょうね。

マクドナルドのビーフが大好きというイギリス人の友達がいますが、味の感覚が全く違います!日本人やフランス人の感じとる微妙な味は、『藁の味、草の味がする』と・・・。面白いですよ。味付け海苔はプラスチックだと言われたこともあります!

そしてマクドナルドといえば、ポテトを揚げのるにシリコンが使われていることが明らかにされましたよね。揚げる際に油があふれないようにするために添加されるんだそうです。大量に加えられる添加物のほんの一部でしょうが。

What are McDonald’s USA fries made of?

ここはどこの国?

11月のテロの影響でパリでのセキュリティも強化され、パトカーのサイレンを聞くことが以前よりも増えたような気がします。スーパーでのちょっとした買い物の際にも荷物検査があります。でもセキュリティチェックのおじさん、たまにおしゃべりしていて素通りできてしまうのですが・・・(意味があるのかないのか)。

どこからともなくどんどんやってくる移民たち・・・。収容場所が溢れかえり、飛行機を使って移民を移動させていたのがスキャンダルになっていました・・・。与えられた食べ物にはまずいと文句を言い・・・。

そしてイギリスに渡ろうとフランス北部Calais(カレ)はものすごいことになっています。フランスってあまり移民たちには本当のところあまり人気のない国のようで、ロンドンに渡れるチャンスを願って集まってくるようです。

そんな様子はテレビではほぼ流されませんが、ハンガリー人トラック運転手がレポートしてくれています。かなりお怒りのようです。ハイウェイを平気で歩き回り通るトラックに石を投げて襲いかかってきます。こういった人たちが本当にイギリス人やフランス人になっていくんですね・・・それは問題にならない方がおかしい。

Angry truck driver vs migrants at Calais (英語字幕付き)

テロの怖さ

今年8月15日”フランス人男性”がテロ未遂容疑で逮捕されていたようです(9月18日付Figaroより)。

コンサート会場でテロを起こす指導をシリアで受け、Gazinantep(どこでしょう?)→イスタンブール →ワルシャワ→プラハ →アムステルダム→パリという複雑な経路をたどって再入国。誰も彼の帰国に気がつかなかったという。

他国で逮捕された”スペイン人”ジハディストが事情聴取の際にこの”フランス人”の名前を出して発覚したそうです。

Figaroによると、フランスではおおよそこのようなタイプの逮捕が一般に報道されないだけで毎週起こっているのだそうです。

Selon les informations du Figaro, environ une arrestation de ce type a lieu dans notre pays chaque semaine, sans que le public n’en soit forcément informé.

人の集まるところは気をつけたほうがいいと、主人も大きなマラソン大会に出るのをやめました。怖いですね。気をつけましょう。

移民問題

移民問題がEUで大問題になっていますが、国内の問題も山積み状態なのにどうやって受け入れられるのか不思議で仕方がないですね。

パリではQuai d’Austerlitzに集まっていた500人あまりの移民が新しく準備された収容センターにバスで移動させられたそうです。パリ市長はさらに多くの移民を歓迎すると表明。

それだけのお金がすぐに出るのであれば、貧しいフランス人をもっと助けてあげるといいのに・・・と思ってしまう。年々地下鉄内のホームレスの数は増えているし・・・。EU中心に回っている経済の中では、どれだけのフランス人が職を失っていることか。特に農家は深刻な問題となっているようです。どんなに家畜を育て作物を作っても赤字だそうで、自殺者も出ています(みなさんmade in Franceをなるべく買いましょう!)。

そして身元のよくわからない人たちが近くにやってくることに不安を感じます。ただでさえテロが心配されているのに、こんなに大量の人間がこんなに簡単に移動できてしまうとは。

結婚もして身元もはっきりしてフランスにたくさん税金を払っていてもなかなか私にはビザを出してくれなかったのに・・・。警察官がアパートまで家の中を調べに来て大丈夫だと言ってくれたのに、ビザは拒否されました・・・(理由不明)。のち弁護士に相談し、訴えたところ許可がおりましたが・・・(それでもなお理由不明、とっても怪しいです)。

今日見つけたニュースで、よく似た話を見つけました。

ダマスにあるギリシャ正教会のコーラスグループ20人のメンバーが、この11月にストラスブールで行われる音楽祭に招待されたのですが、フランス大使館からビザ発行を拒否されてしまったそうです。往復チケット、ホテルの予約フォーム、ストラスブール市長の招待状を持っていたにもかかわらず。

大きなニュースにはなっていませんが、きっとこれが違う宗教だと大ニュースになるんでしょうね。

“Je suis outré, on refuse des visas aux personnes qui viennent chanter pour leur foi dans nos églises, tandis que les politiques font de beaux discours sur l’accueil de 24 000 immigrés!”

”教会のために歌いにやってくる人たちのビザは拒否し、24,000人の移民歓迎にはいい言葉ばかり使っている。こんな政策には憤りを感じる”

Novopress より

フランス国内、EUともに今後さらに混乱していくでしょうね。

移民の流れる元を作った国は責任を取りましょう。

ラヴェンダー

今年バルコニーでラヴェンダーの種を蒔いていたところ、なんと立派なラヴェンダーが咲きました。

ものすごい綺麗な色で、香りも強いです。来年はもっと花が咲くといいのですが。