Category Archives: フランス家庭料理

アボカドのオードブル

材料(4人分)

・マヨネーズ 大さじ1
・ディジョンマスタード 小さじ2
・ケチャップ 大さじ1
・かにの身(缶詰) 250g
・アボカド 2個
・レモン 1/2個
・パプリカ 適量
・Piment de Cayenne 適量
・塩こしょう

作り方

1.マヨネーズ、ケチャップ、マスタードをボールで混ぜ、Piment de Cayemを 少々加える。(入れすぎないように)

2.アボカドを半分に切り、身を取り出し皿に移します。そのアボカドの身に塩こしょう、そしてレモン汁を加えて混ぜます。残ったアボカドの皮にも同じく塩 こしょう、レモン汁を塗ります。

3.1のボールにカニを入れて混ぜ、さらに3のアボカドも加えます。それをアボカドの皮に詰め直し、上からパプリカをふって出来上がり。

私がパリに到着した日に主人がこの料理を家で作って待っていてくれました。疲れていて食欲があまりないだろうからといって軽いオードブ ルを用意してくれたらしいです。思い出の一品です。

トマトとセロリのスープ

材料(4人分)

・ベーコン 100g
・玉ねぎ 2個
・セロリ 1本
・トマト 1個
・しょうが 1かけ
・バター 大さじ1/2
・スープ 3カップ
・ローレル1枚
・レモン汁 大さじ2
・塩コショウ

作り方

1.ベーコンを2~3cmの長さに切り、さっとお湯に通して油をとる。

2.玉ねぎは4つに割り、セロリは斜め切り、トマトは一口大に切りる。しょうがは薄切りにする。

3.鍋にバターを溶かし、ベーコンと玉ねぎをさっと炒め、スープを注ぎ煮ます。

4.ローレルとしょうがを加え、5~6分煮たらセロリを加え、さらに1~2分煮たらトマトを加えさっと火に通します。

5.仕上げにレモン汁を加え、塩コショウで味を調えます。

野菜たっぷりで栄養満点。またしょうがとレモンの風味がさっぱり味に仕上げてくれます。ビタミンも取れて、とても温まりますよ。

ローリエって?

spice

ローリエとは日本名を月桂樹といいます。地中海沿岸が原産で、プロヴァンス料理には欠かせません。月桂樹の葉に含まれるシオネールという芳香成分は蜂刺されやリューマチそして神経痛などへの効果があるとされています。またシオネールは唾液の分泌を促進するので、食欲増進、消化を助け、肝臓腎臓の働きを活発させることなどでも知られています。

欧州の伝承療法では、毎朝2枚の月桂樹の葉を食べることで肝臓を強くすることができるとされている。葉をつけたままの枝でリースを作り、室内にかけておくことで空 気を清浄することが可能。(ウィキペディアより)

オリーヴとツナのライスサラダ

rice salad

tomato

材料

・タイ米 120g
・ブラックオリーヴ 適量
・ツナ(缶詰) 180g
・オリーヴオイル 大さじ3
・ワインビネガー 大さじ1
・塩 適量

作り方

1.タイ米120gで大体2人分を水5カップでゆでます。約11分ほどで火を止め、水をよくきって冷ましておきます。

2.ツナは食べやすいようにほぐし、トマトは一口大に切ります。

3.器に、タイ米、ツナ、トマト、そしてブラックオリーヴを入れ、そこにオリーヴオイルとワインビネガーを入れて混ぜあわせます(量は好みに合わせて調整してください)。仕上げは塩で味を調えます。

このレシピはマルセイユの主人のお母さんがよく作ってくれるもので、おいしかったのでうちでも食べるようになりました。マルシェで新鮮 なトマトとオリーヴを見つけたときによく作ります。この日もつやのある甘いトマトを購入。野菜より果物に近いトマトです。またフランスではこのようにお米をサラダ感覚でよく食べます。とても簡単です。

Ragout D’Agneau Du Piree 子羊の肉とトマトソース

材料

・子羊の肉 350g
・玉ねぎ 2個
・トマト 3個
・ご飯
・レモン 1個
・ブイヨン
・ローリエ
・パプリカ
・塩コショウ

作り方

1.  子羊の肉を5cmくらいに角切り、玉ねぎも食べやすい大きさに切っておきます。

2.  フライパンにオリーブオイルを入れ、肉と玉ねぎを一緒にゆっくりと焼きます。約10分。

3. その間トマトを湯煎して皮をむき、食べやすい大きさに切ります。

4.  フライパンにブイヨン、トマト、ローリエ、そしてパプリカを加え、塩コショウで味を調えます。

5. さらに、 ふたをして10分煮込みます。

6. ご飯にと一緒に盛り付け完成。

近所のお肉屋さんでもらったレシピです。簡単でとってもおいしい一品。おすすめです。

L’aioli ライオリ

aioli

aioli

プロヴァンス名物ライオリを作るには写真のような木製のすり鉢が必要。オリーヴの木からできているものが売られています(ちょっと高いのですが)。でも木製であることが大事なんだと主人が主張。

あとマヨネーズ作りには作る場所の温度も大切。オリーヴオイルの質だと か、たまごの鮮度などによって、出来上がりがかなり違ってきます。

でも手作りの本物のライオリは市販のものとは比べ物になりません。まず市販のものは色からして違うので・・・。繊細なマヨネーズを長く保存するためたくさん添加物が入っているのでしょう。あれはライオリと書いてあるだけでライオリではないと。またライオリを扱っているレストランもなかなかありません。作るのにかなり労力がいるからでしょう。

材料

[ライオリマヨネーズ]
・ニンニク 1片
・卵黄 1個
・オリーヴオイル
・塩

[マヨネーズに合う食材]
・ゆで卵
・カリフラワー
・白身魚
・にんじん
・ジャガイモ

作り方

1.  すり鉢でニンニクをすり、塩を少々加え、卵の黄身を混ぜる。その状態で10分おく。

2.  そのすり鉢にオリーヴオイルを少しを加え、必ず同じ方向に向かって混ぜ続ける(手を止めない)。

3. 2の方法で、ゆっくりとオリーヴオイルを加えながら混ぜることを繰り返し、マヨネーズが膨らんできてぴちゃぴちゃとくっつく音が出てきたら、さらにオリーヴオイル を加え混ぜ続ける。

4. 適当な量になるまでこの作業を続けます。そして味を確かめニンニクの風味がきつすぎない程度になったら出来上がり。

5. ライオリに合う食材はすべてゆでるだけ。特に白身魚は塩漬けにされたmorue(鱈)がこちらでは売られていてそれを水に浸して塩分を薄めたあとに ゆでます。でもかなりしょっぱいので、最近は普通の魚に塩を振ってゆでるようにしています。

ただのマヨネーズのようで、かなり力のいる料理。室内の温度が変わらないように窓を締め切った状態で作るのでさらに大変。そんな経験をつんでかなりプロフェッショナルになった主人です。ライオリマスターです。