もぐらは地中で生活をしているため視力がほとんどないそうです。
そこで、こんな表現を発見:
Je suis myope comme une taupe. ジュ スィ ミヨップ コム ユヌ トープ
myopeミヨップ=近視 taupeトープ=もぐら つまり 「私はもぐらのようにひどい近視」
なんかリズムがよく覚えやすくありませんか!? あまり実用性はないかもしれませんが・・・。
とりあえず、私は目が悪い方なので、ちょっと頭の中に印象付けられました。
ミヨップ トープ!
もぐらは地中で生活をしているため視力がほとんどないそうです。
そこで、こんな表現を発見:
Je suis myope comme une taupe. ジュ スィ ミヨップ コム ユヌ トープ
myopeミヨップ=近視 taupeトープ=もぐら つまり 「私はもぐらのようにひどい近視」
なんかリズムがよく覚えやすくありませんか!? あまり実用性はないかもしれませんが・・・。
とりあえず、私は目が悪い方なので、ちょっと頭の中に印象付けられました。
ミヨップ トープ!
電車の中であるフリーペーパーを読んでいたら面白い小さな記事を発見。
<< Rentrer Bredouille>>
「狩り/漁から獲物なしで家に帰ってくる」という意味で長く猟(漁)師たちによって使われいる表現です。現在では、「目的を果たせずに終わる」という意味で一般的によく使われています。
しかしこのbredouilleという言葉は猟/漁のどちらにも関係のない言葉で、記事の中にはそのルーツが説明してありました。
最初は、17世紀から19世紀にかけてとても人気だったTrictracという(backgammonに似た)ゲームの中で使われていたそうです。そのゲームは小さなpion(日本語で言う駒)を使い、それがbredouillesと呼ばれていました。ゲームで一つも駒の取れずに負けた者をbredouilleと呼び、そこからこの言葉が発展していきます。
19世紀には、ダンスパートナーを見つけられずに舞踏会から帰ってきた女性に使われていたそうです。そしてさらに一般的に何かをしようとして全てに失敗してしまうことをbredouilleと指すようになります。
と、こんな歴史を知って私は家に着いたので、今日の私はbredouilleではなかった!
Je n’étais pas bredouille aujourd’hui!
人によっていろんな笑い方がありますが、フランス語にもおもしろい表現がたくさんあります。
偶然見つけた表現ですが、うまく例えているなあと思ったのが、
Je ris comme une baleine.
直訳すると「クジラのように笑う」:体が揺れるくらい大笑いするようなイメージでしょうか。
他にもいろんな笑い rire を見てみましょう。
Elle rit jusqu’aux oreilles.
「耳まで笑う」:にっこりした時の口が耳まで届きそうな顔が浮かびます。
Il rit en coin.
「隅っこで笑う」:口の端っこで笑っている。つまりニヤリとしているんですね。
Il rit dans sa barbe.
「ヒゲの中で笑う」:こちらもヒゲの中でニヤリと笑ってそうですよね。
Elle rit jaune.
「黄色い笑い」:黄色い笑いとは・・・?作り笑いという意味だそうです。なぜ黄色いのかは?
Elle rit aux larmes.
こちら日本語でもお馴染みの「涙がでるくらい笑う」。
Il rit aux éclats.
「破裂するまで笑う」:日本語で言う大爆笑!
Il rit a pleines dents!
「歯が見えるまで笑う」: どんな顔かすぐ想像できますね。
Il rit au nez de Jean.
「ジャンの鼻のあたりで笑う」:笑いながら誰かをバカにするようなイメージ。
そして、うちの主人が小さい頃よく学校で先生に言われた言葉とは、
Ne ris pas sous cape!!! カッパの下で笑わないように!!!
カッパの下? カッパとは? カッパとは合羽と書く方のカッパです。雨が降ったときの。今ではあまり耳にしませんが、私の小さい頃には確かに生きていた言葉です。今はレインコートと言った方がいいのでしょうか。
合羽とはもともとポルトガル語の「capa」からの外来語で、16世紀頃ポルトガル人によって伝えられたそうです。カッパは分厚くて防水性もあり雨具として使われるようになりました。明治以降は、防寒具としての「マント」と区別され、雨具として用いるものを「カッパ」と呼ぶようになったそうです。
カッパと言うよりマントと言った方が日本人には想像しやすいでしょうか。このマントの下でヒッヒッヒッと怪しそうに笑っている様子が。いたずらばかりしていた主人の様子が私の頭の中には、はっきり浮かびます。
*アクサンは省略してあります。
ヨーロッパのながーい夜は読書に最適ですねえ(時間がたっぷりあれば・・・)。なんだかんだとすることがたくさんあり過ぎて日本から持ってきた本もまだたくさん読まずに放置されています。しかし! 辞書だけはいつも読んでいます。趣味は辞書を読むこと。この夏に始めて重要な単語だけを読んできました。そして今日ついに5ヶ月かかって終了!!! 少しはフランス語の語彙も増えたかしら・・・。
そしてちょっとおもしろいなあと感じた表現をご紹介しましょう。フランス語表現の中に見るいろんな国です。
Il s’en est allé a l’anglaise. 挨拶せずにこっそりと立ち去る・・・イギリス人ってそうなんだろうか?
Il a fait la semaine anglaise. 土曜の午後と日曜は休む【英国式】
Il a l’oeil americain. アメリカ人の目・・・目(観察)が鋭い・・・うん、そんな感じがするかな。
Elle parle francais comme une vache espagnole. めちゃくちゃなフランス語を話す・・・スペインの牛の鳴き声を聞いてみたくなる。
C’est le supplice chinois. 残虐な刑罰、激しい精神的苦痛
Il est fort comme un Turc. 大変力が強い
Les enfants aiment les montagnes russes. 子供はジェットコースターが好き・・・ロシアの山々?
ある歴史家たちによると、最初のジェットコースターはロシアのCatherine the Greatの命令によって1784年にSaint Petersburg周辺の氷の丘に作られたという。またある歴史家は世界初のジェットコースターはフランス人によって作られたと信じています。1812年にパリで製作されたLes Montagnes Russes a BellevilleとPromenades Aeriennesという名前のジェットコースター。両方とも車輪のついた車がレールにしっかりとロックされコースを走ったという。
注意! ジェットコースターは英語ではありません! Roller coasterです。
先日、テレビでジャングルの自然を紹介する番組を見ていました。二人の探検家がかなり高い木を上り、鳥の巣を見つけます。白くてフサフサの毛のはえたひなが一羽。でも、あまりかわいくありません。普通小さければかわいいんじゃないの・・・なんて主人と話をしていたら、そこに親鳥が戻って来ました。ものすごい大きい! そしてものすごい意地悪な顔!
それを見た主人、C’est une harpie!(セチュヌアーピー) と、大爆笑。何がそんなにウケたのか…。
この鳥の名前はharpieと言い、もう一つの意味として意地悪で横柄な女性を意味します。パリ16区あたりによく出没しそうな顔つきだ・・・と。それを想像して納得。結構見かけます。うーん、それにしても本当に意地悪そうな顔です。
そしてこのharpieはギリシア神話にも登場します。ハルピュイアとも呼ばれ、顔から胸までは人間の女性で下半身が鳥の姿。翼もあります。あまり好ましいキャラクターではありません(やはり)。
さらに調べて見たところ、この鳥はオウギワシと日本では呼ばれるそうです。大型の猛禽類で、その中でも最大の部類に入り、見ていた番組では、ヒナに“サル”をエサとして与えていました。
皆さん笑顔を忘れずに。