Tu a un poil dans la main.(チュ ア ポ ワル ダン ラ マン) 「あなたの手のひらに毛がはえている」フランス語ではこんな表現をします。*poil(ポワル・毛) main(メン・手)
どうしたら手のひらに毛が生えてくると思いますか。ずっと手を使わなかったら生えてきそうじゃありませんか。そうこの表現が表しているのは手を使わないような人、つまり「怠け者」ということです。手に毛がはえないように勉強しましょう。
Tu a un poil dans la main.(チュ ア ポ ワル ダン ラ マン) 「あなたの手のひらに毛がはえている」フランス語ではこんな表現をします。*poil(ポワル・毛) main(メン・手)
どうしたら手のひらに毛が生えてくると思いますか。ずっと手を使わなかったら生えてきそうじゃありませんか。そうこの表現が表しているのは手を使わないような人、つまり「怠け者」ということです。手に毛がはえないように勉強しましょう。
日本では「犬猿の仲」とあるように、犬と猿は仲が悪いという観念を持っています。昔話の中でもよく悪いキャラクタ―として現れますよね。しかしながらフランスでは、猿はいたずらはいたずらでもかわいいイメ―ジがあるそうです。
猿はフランス語でsinge(サンジュ)。
Tu es adroit [malin] comme un singe. (君は猿のように器用だ「ずる賢い」)
Ce n’est pas aux vieux singes que l’on apprend a faire la grimace. (年を取った猿にトリックはきかない。)つまり年を取った猿は経験があって賢いものだといっているのです。
またfair des singeries(サンジュリー) というとしかめ面をするという意味になります。
では「犬猿の仲」とはフランス語でどう表現するのでしょうか。フランスで仲の悪い象徴となるのは「犬と猫」 です。chien et chat (シアン エ シャ)
もう一つおもしろい比較を。
日本語では 「さわらぬ神にたたりなし」と言いますが、
フランス語では Ne reveille pas le chat qui dort.(眠っている猫は起こすな)
英語では Let sleeping dogs lie. (眠っている犬は眠らせておけ)
日本語では 「鬼のいぬ間に洗濯」と言いますが、
フランス語では Quand le chat n’est pas la, les souris dansent. (猫のいない間、ネズミ達はダンスをする)
英語では When the cat is away, the mice will play. (猫のいない間、ネズミ達は遊ぶ)
地中海に面したマルセイユとニースのちょうど中間に位置する小さな町サントロペ。うちの主人が生まれた町でもあります。
Saint-Tropez : サントロペの歴史
この町の歴史は、ある伝説から始まります。皇帝ネロの時代にTropez(トロペ)という人物が存在し、彼は皇帝に逆らい打ち首となってしまいます。その遺体は船に乗せられ、海へと投げ捨てられ、この岸に漂流してたどり着いたという話です。
9世紀には、ポワティエの戦いに破れ、サラセン人がこの地に稜塞を築きます。15世紀から17世紀にかけては自治共和国として発展 し、ちょうどこの頃、要塞 が建てられます。
さらに時は過ぎて19世紀、港での貿易が盛んになり、主にロゼワインやコルク用の樫の木や栗の木などが扱われたそうです。またナポレオン3世の公使が現在のMoutte Castle(ムットゥ城)を購入し、その後アーティストたちがこの城を発見し、モーパッサンやシニャックさらに はマティスなどがこの町の虜となってし まったそうです。
そして20世紀に入り、さらに多くの芸術家や作家などがこの町に集まってきます。その中でも特に銀幕の女王Brigitte Bardotブリジット・バルドーが世界にこの街の名を広めました(映画「素直な悪女」の撮影地)。そして今でも多くの芸能人がここに集まり、また別荘などの数も多いんだそうです。
サントロペのおすすめポイント
Nouveau Port:新港
町の大きな駐車場から町の中心へと向かう途中、この港を歩いてみてください。ここには数え切れないほどたく さん、また計算できないほ ど高級なヨットが停泊しています。
ここサントロペは上にも述べたように世界からリッチな人々が集まり、フランス一プライドの高い町としても有名なんです。それ故、ヨットも格別超豪華 で、ついつい見とれてしまいます。どんな人が所有しているんだろう・・・なんて。船の中に高級な家具やソファーを置き、壁には美しい絵が飾られ、ほとんど 家の中と変わらない様子。そして、そのまた奥にも部屋があってという感じで、いつの間にか覗き込んでしまいました。
そして港から離れて遠くには、まさに今そのヨットで 地中海クルーズを楽しんでいる景色が眺められます。青い海に白いヨットは本当に絵の中の世界です。
Vieux Port:旧港
新港を過ぎると少し開けた空間に出ます。ここが旧港で、カフェやレストラン、絵描きさん、またお土産やさんなどが集まっています。
この港のすぐそばにあるフィッシャーマーケットには、とてもきれいなデザインの壁があります。このデザインは、なんと私の主人のお父さんがデザインしたもので、もしサントロペにいかれたらのぞいて見てください。
旧港の少し裏手にあるフィッシュマーケット。
この日は午後訪れましたが午前中には実際に魚を売っています。
旧港辺りで少しお茶をした後、ぐるっとこの港をお店沿いに歩いて海岸方面に進んでいってください。 そこから海岸線沿いに散歩道のような小道ができており、地中海を左手に、ゆっくりと景色が楽しめます。少し古いサントロペの建物もこの風景の中に溶け込み、なんともいえない落ち着いた雰囲気に浸れます。
では、ここから少し海岸沿いを 散策してみましょう。
地中海の青、空の青。なんともいえない青です。
入り江がたくさんあ り、小さな砂浜のビーチが現れます。
そこで人々は、泳いだ り、ビーチバレーをしたり、あるいは絵を描いたりして楽しんでいます。
しばらく歩いたら、後ろを振り返ってみてください。きれいな景色が背後にもあります。
Citadelle:要塞
海外線の小道を歩ききると丘にぶつかります。そしてここからサントロペの町を眺めると、まず中心にあるカ ラフルな教会が、目に入ってきます。
そしてさらに、ここから頂上を目指して上っていくと要塞への入り口が見えてきます。ここで入場券を購入しさらに中へ進んでいきます。結構いい運動になる距離です。建物の中にはいくつかの部屋があり歴史や当時の様子を表す絵や展示品などが置かれています。さら に、階段を上って屋上へ出ると、サントロペの町そして地中海が一望できます。ここからの眺めは特にお勧めです。本当に絵の中の世界です。
要塞の屋上からの眺め。はるか向こうまで白いヨットが浮かんで見えます。
Musée de l’Annonciade:アノンシアドゥ美術館
旧港へ戻り、一息ついたら、ちょうど港の角に位置する、一見美術館には見えないような建物があります。以前は教会だったそうで、知らないと通り過ぎてしまうかもしれませんが、中にはシニャックなど見逃せない画家の作品が多く 展示してあります。私の好きなスーラの作品を見つけたときには、とてもびっくりしました。パリのオルセー美術館にある彼の作品「サーカス」が有名ですね。 このサントロペにある彼の絵は小さなものですが、探してみてください。
Place des Lices:リス公園
港から今度は、ブティックが立ち並ぶ町の中心を歩いていくと、大きな広場に出ます。ここにはカフェが何件か並び、木陰で人々がくつろ いでいます。またペタンクを観戦することもできます。ペタンクは【プロヴァンスの町マルセイユ】で 説明しています。とても落ち着いていてくつろげる広場で す。また少し高級なイメージから離れ、庶民的な感じのする場所です。
サントロペは5千人ほどの小さな町ですが、高級ブティックなどが数多く並ぶ活気のある町でもあります。しか し少しエリアを変えると、静かで落ち着く風 景が現れ、散策の楽しみにもなるでしょう。石畳の狭い路地に入っていくと小さなア-トギャラリーやかわいらしいお店が発見できます。少し迷路のような町で すね。そして一度行くと芸術家たちのようにこの町の虜になってしまうかもしれません。もちろんこのサントロペ周辺にはさらにたくさんこのような小さな町が点在しています。海岸線沿いにドラ イヴしてみるのもいいでしょう。
サングラスと帽子を忘れずに。
アルル ARLES
紀元前6世紀ケルト系リグリア人の土地を植民地化してマッサリア(マルセイユ)を建設したフォカイア人は、 アルルの丘に商業出張地を置いたらしく、こうしてアルルの町が生まれました。アルルは地理的にスペインとイタリアを結ぶ初夏移動の十字路にあたり、また水 路を利用して河川および海の港を有していたため、ローマ時代には輝かしい運命をたどることになります。町には円形闘技場、古代劇場、フォーラムなどの立派な建造物が立ち並んでいます。
1853年オランダ生まれのゴッホとここアルルの町との関係は切っても切れない関係にあります。まず彼が才能を開花させたのはプロヴァ ンスに移ってその自然に触れてからのことです。南仏にあるアルルという町は彼が2年間滞在した場所で、今に残る名作をたくさん誕生させました。中でも有名なのが「ひまわり」ですね。プロヴァンス地方は豊かな気候に恵まれ自然がたくさん残っており、ひまわりや、あるいはラヴェンダーなど色とりどりの景色を楽しむことができます。またアルルのフォーラム広場には「夜空の星」(オルセイユ美術館)のヒントになったカフェ・フォーラムがあり、アルル病院はゴッホが 耳を切り落としたとき治療を受けたところで、彼は「アルル病院の庭」を描きました。そして「アルルの跳ね橋は」彼のお気に入りのテーマでもありました。
アルルの跳ね橋
夜空の星
オーヴェールシュールオワーズ Auvers-sur-Oise
パリから約電車で1時間半ほどオーヴェールシュールオワーズという小さな町に着きます。ここはゴッホが晩年 を過ごした町で、とても静かで平和な雰囲気が漂い、どこか懐かしいような感じにとらわれてしまう場所です。まずここに訪れたならばRavoux Inn(ラヴー イン)というゴッホが住んでいた宿屋を見学してみてはどうでしょうか。ここは美術館ではありませんがゴッホの当時の生活を垣間見ることができます。彼の実際使っていた部屋もそのまま保存してあり、いくつかの彼の代表作はこの部屋のベッドの下に積み重ねてあったそうです。「オーヴェルの教 会」(オルセイユ美術館)もその中のひとつです。壁には彼が絵画を乾かすために打った釘の穴が残っていたりします。そして彼の最後の夢をかなえるべく、一 世紀後ゴッホの作品の展示会が彼の部屋で行われました。彼が彼の弟に宛てた手紙の中で、彼は 「いつかカフェで自分自身の展示会をひらける日が来ると信じている。」と書き残している。また通りを散策していると多くの彼の作品のモチーフを見つけるこ とができます。そして通りを歩ききると「カラスと小麦畑」の景色を背景に彼の眠る墓地に到着します。ひっそりと佇む彼のお墓は、アルルでの生活とはまた違った、穏やでゆっくりとした彼の晩年の様子を想像させてくれます。
上の写真は「オーヴェルの教会」で、ちょうどこの裏側にゴッホが眠る墓地があります。とても静かなところで す。オルセー美術館へ行く前、行った後に訪れてみてはどうでしょうか。
パリからの行き方;
サン・ラザール駅(Gare St Lazare)からポントワーズ(Pontoise)行きに乗車、ポントワーズでペルサン・ボーモン(Persan Beaumont)またはクレイユ(Creil)行きに乗り換え、オーべール・シュール・オワーズ下車。約1時間。
ラヴー亭;
10:00~18:00 5€
月曜、11月10日~3月8日休館、さらに例外的に休館あり
Jourdain
パリの東19区にメトロJourdain(ジュルデン)という駅があります。パリの西と比べると東側は華や かさがなく社会階級層も低いのですが、このジュルデンのあたりは、家賃が安かったことから人気が高くなったそうです。ビュトゥショーモント公園も ここにあります。しかしながら、人気が高まるにつれて家賃が逆に高騰してきているという話は皮肉ですね。
Chatletシャトレーからメトロ11番線に乗って8番目の駅Jourdainで降りると、まず正面に大きな教会、Baptiste(バティスト)教会が視界に入ってきます。その右手にはPatisserie de l’eglise(パティスリ ドゥ レグリス)というケーキ屋さんがあり、ここのケーキはお薦めです。地元の フランス人にも人気で、どれを食べてもおいしい。ぜひ一度お試しを。さらにそのお店の立っている通りを教会を向いて右に曲がると、フランス大統領シラク御用立つのパン屋さんがあります。2003年度のベストブランジェリーに選ばれたパン屋さんだそうです。こちらもお試しを。
Patisserie de l’eglise
Caradouは絶品!
教会をはさんで今度は左側には、まず中川さんという日本レストランが あります。メニューは、てんぷら、お刺身、焼き鳥など。ランチ、ディナーともいつもたくさんの人で混んでいます。日本食が恋しくなった時はお世話になって います。本物の日本食を試したいと思っているフランス人の友達を連れていっても気に入ってもらえると思いますよ。
また毎日曜にはPlace des Fetes(プラス デ フェットゥ)という広場でマルシェをやっています。結構大きなマルシェで新鮮な野菜、肉、魚から、日用品雑貨 までたくさんの商品が並びます。もちろんいろんな種類のチーズも見つけることができます。
新鮮なお肉がいっぱい。 お惣菜などもありいい匂いが。新鮮な野菜もいっぱい。安い。 マットレスまで売ってました。他にも古着や、アクセサリー、子供向けの絵本、カーペット、靴、下着など、売ってました。ちなみに私はフラ イパンを15ユーロで購入。最近では日本人もよく見かけるようになりました。
この界隈には隠れたアトリエがたくさんあります。おもしろいアートも探してみてください!